フィボナッチエクスパンションとは?MT4での引き方と使い方
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利益確定の目安として有効なツール
FXの王道的な手法である順張り(トレンドフォロー)では、上昇トレンドであれば買い、下降トレンドであれば売りでエントリーをします。
フィボナッチとは
フィボナッチエクスパンションには「61.8%」「100%」「161.8%」という数値が登場しますが、これはフィボナッチ数列から求められる数値です。
自然界では黄金比として知られており、実際に相場の世界でも それらの水準でトレンドが反転 することがよくあります。
フィボナッチエクスパンションはトレンドの拡大(エクスパンション)を予想するのに対して、フィボナッチリトレースメントはトレンドの戻り・押し(リトレースメント)を予想する点が異なります。
また、主に フィボナッチエクスパンションは利益確定 、 フィボナッチリトレースメントは新規売買 のタイミングを計るのに利用されます。
- リトレースメント:トレンドがどこまで拡大するか予想
- エクスパンション:トレンドがどこで押し目・戻り目を作るか予想
MT4でフィボナッチエクスパンションの引き方
- ステップ1:フィボナッチエクスパンションを選択
- ステップ2:始点から高値までクリックのまま動かす
- ステップ3:押し目(戻り目)を合わせる
ステップ1:フィボナッチエクスパンションを選択
ステップ2:始点から高値までクリックのまま動かす
フィボナッチエクスパンションを選択したら、トレンドの始まりの安値(①)をクリックしマウスをクリックしたまま高値(②)まで動かしてください。
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ステップ3:押し目(戻り目)を合わせる
最後に「③押し目の安値」に□マークを合わせましょう。
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フィボナッチエクスパンションの使い方
- トレンドを認識しエントリーする
- フィボナッチエクスパンションを引く
- 利益確定の目安で分割決済を行う
トレンドを認識しエントリーする
上昇トレンド | 下降トレンド | 横ばい | |
---|---|---|---|
相場環境 | ![]() | ![]() | ![]() |
取引 | 買い | 売り | 様子見 |
まずは、ダウ理論やその他のテクニカル分析で現在がどんなトレンドの状況なのかを分析しましょう。
例えば下図のチャートでは、ダウ理論から高値と安値をそれぞれ切り上げており上昇トレンドと判断でき、上昇トレンドラインが引けるのでライン上で反発したタイミングで買いを狙えます。
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フィボナッチエクスパンションを引く
これにより、現在の上昇トレンドがどこまで続くのか、利益確定の目安を確認することができます。
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利益確定の目安で分割決済を行う
そこで有効な手段が、「61.8%」「100%」「161.8%」のそれぞれで分割決済をする方法です。
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フィボナッチエクスパンションの応用
フィボナッチエクスパンションは、単発で利用するよりも、他のテクニカル分析と組み合わせて使うとより効力が高まります。
例えば、水平線とフィボナッチエクスパンションが重なった箇所では、 一層反転する可能性が高いので、一旦全ての利益を確定 するなどの判断ができます。
フィボナッチエクスパンションの有効的な使い方からラインの引き方までを徹底解説!
MT4を開いていただき、ウインドウ上部の「①挿入」クリック「②フィボナッチ」にマウスカーソルを合わせて、さらに「③エキスパンション」をクリックします。
※下図参照 ※エキスパンションとエクスパンションは同じ意味です。
ラインの引き方は、上昇トレンドなら直近のもっとも低い安値(直近最安値)から直近高値に向かってラインを引き、
下降トレンドなら、直近のもっとも高い高値(直近最高値)から直近安値に向かってラインを引くだけ。
ちなみ、「高値」は、チャートが山になっているポイントで、
「安値」は、チャートが谷になっているポイントです。
ラインの引き方:実践
今回は上昇トレンドの場面で使ってみます。
調整方法は、赤いラインをダブルクリックしてもらうと動かすことが可能になりますので、その状態で①のラインの先端をクリックしたまま引っ張り、上昇トレンド狙いの時は「直近安値(谷)」に移動させて、下降トレンド狙いの時は「直近高値(山)」に移動させます。
【上昇トレンド狙いの場合】
①直近最安値 → ②直近高値 → ③直近安値
【下降トレンド狙いの場合】
①直近最高値 → ②直近安値 → ③直近高値
3本の決済ラインの使い方
後は「フィボナッチエクスパンション」の3本の横ラインの使い方だけです。
なので、この「FE 61.フィボナッチエクスパンションの使い方 8」「FE 100」「FE 161.8」のラインにタッチしたら決済すればいいだけ。
では3本のラインのそれぞれの違いは何かというと、それは単純に到達できるかどうか、つまり「勝率の違い」だけです。
ちなみにこの「FE 61.8」「FE フィボナッチエクスパンションの使い方 100」「FE 161.8」という数値は、FXにおける「フィボナッチ比率」でもっとも有効な数値と言われているものです。
またエントリーした時点で「FE 61.8」を超えている場合は、次の「FE 100」を目指すのもいいでしょう。
もちろん「FE 161.8」を目指してもいいですが、その場合はしっかりと損切りなどのリスク管理は万全にして挑むようにしてくださいね!
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