オプション取引 用語集
オプションのプレミアムをもとに計算される値。
プレミアム以外の要素 (原資産価格、権利行使価格、満期日までの日数、ヒストリカル・ボラティリティ、金利)は固定であるため、インプライド・ボラティリティを見ることにより、そのオプションが割高か割安かを判断することができる。
ただし、割高なオプションであっても今後さらに割高になるということもあるので、インプライド・ボラティリティのトレンドも意識したトレードを行うことが重要。
関連 → ボラティリティ、 ヒストリカル・ボラティリティ
米国の先物・オプション取引において、投資家に直接サービスを行うブローカーのこと。
注文の受付・執行などのフロア業務は、FCM(Futures Commision Merchant )が行っており、IBは関与しない。これにより、FCMはフロア業務に専念することができ、IBは顧客サービスに専念することができる。
関連 → FCM
エキゾチック・オプション
米国の先物・オプション取引において、顧客の資金を預かり、注文執行などのフロア業務を担当する会社。投資家に対するサービス業務は、通常IB(Introducing Broker)が仲介して行うため、投資家と直接接する機会はあまり無い。
関連 → IB
S&P 100オプション
S&P100指数を原資産とするオプション。
銘柄には、アメリカン・タイプで権利行使される「OEX」と、ヨーロピアン・タイプで権利行使される「XEO」の2種類がある。 ともにCBOEに上場しており、流動性がある。
大手の機関投資家などは、ポートフォリオのヘッジとして、S&P100のプットオプションを大量に購入するため、コールオプションに比べてプットオプションのインプライド・ボラティリティが高くなりやすいという特徴がある。
S&P 500オプション
CBOEに上場しているオプション取引。 米国の株式市場を反映する株価指数である、S&P500指数を原資産とするオプション。
市場規模、流動性、業種などを考慮して選ばれる、500種の株をもとに指数が算出される。 大手の機関投資家などは、ポートフォリオのヘッジとして、S&P500のプットオプションを大量に購入するため、コールオプションに比べてプットオプションのインプライド・ボラティリティが高くなりやすいという特徴がある。 銘柄のシンボルは「SPX」で、この名前で呼ばれることが多い。
S&P 500先物オプション
S&P500指数先物を原資産とするオプション。
CMEに上場しており、活発に取引が行われている。 大手の機関投資家などは、ポートフォリオのヘッジとして、S&P500のプットオプションを大量に購入するため、コールオプションに比べてプットオプションのインプライド・ボラティリティが高くなりやすいという特徴がある。
シンガポール取引所。 1999年に、Stock Exchange of Singapore (SES) と Singapore International Monetary Exchange (SIMEX)の合併により設立された。
日本の日経225オプションが上場している。 しかし、大阪証券取引所に上場している日経225オプションよりも取引量は少ない。
1988年にCMEが開発した、先物・オプションの証拠金算出システム。
SPAN方式では、売りポジションと買いポジションを相殺するなどして、ポートフォリオ全体から必要証拠金を算出する。 現在SPANは、先物・オプション取引業界のスタンダードとなっており、アメリカではほとんど全ての取引所でSPAN方式の証拠金計算が採用されている。 また、大阪証券取引所においても、2000年10月30日よりSPANが採用され、現在も同取引所の先物・オプション取引に対する証拠金は、SPAN方式で計算されている。
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