【FXのRSIをわかりやすく解説!】基本的な見方とプロが使う手法
RSIの見方は
RSIの計算方法
- A:一定期間の上昇幅の合計
- B:一定期間の下降幅の合計
なぜなら、RSIをグラフ化したものが トレーディングシグナルのためのRSIの使い方 為替チャートの下に表示される からです。
RSIの設定
RSIの期間設定は 14 を使うことが多いです。
日足 : 9日 ・ 14日 ・22日・30日・42日・52日
RSIの「ダイバージェンス」と「リバーサル」
ダイバージェンスとリバーサルは、どちらも 実勢レートとRSIの動きが 逆行 している現象 のことをいいます。
なぜなら、 ダイバージェンスはトレンド転換を示し、リバーサルはトレンド継続を示す からです!
ダイバージェンスとは
実勢レートだけが高値または安値を更新 しているのが ダイバージェンス現象 です。
ダイバージェンス現象の特徴 | 高値更新 | 安値更新 |
実勢レート | あり | あり |
RSI | なし | なし |
RSIでダイバージェンス現象が発生すると、 トレンド転換の可能性 があります。
しかし! 注意してほしいのは「可能性がある」のであって、 必ずトレンド転換するわけではない ということです。
リバーサルとは
RSIだけが高値または安値を更新 しているのが リバーサル現象 です。
リバーサル現象の特徴 | 高値更新 | 安値更新 | トレーディングシグナルのためのRSIの使い方
実勢レート | なし | なし |
RSI | あり | あり |
リバーサル現象は、 トレンドの継続を示す 明確なシグナルです。
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トレーディングシグナルのためのRSIの使い方
- 上昇トレンドの時に、RSIが安値を更新
- 下降トレンドの時に、RSIだけが高値を更新
基本的なRSIの手法
レンジ相場での売買シグナル
レンジ相場で RSIを使った逆張りトレード をしてみましょう。
レンジ相場では、 売りシグナルや買いシグナルがはっきりと現れる ので、初心者も挑戦しやすい手法です。
- RSIが75%を上回る⇒売りシグナル
- RSIが30%を下回る⇒買いシグナル
トレンド相場での売買シグナル
トレンド相場でのRSIを使った トレンド転換シグナル について解説します。
【上昇トレンド】 RSI:レジスタンスブレイク ⇒ 売りシグナル
【下降トレンド】 RSI:サポートラインブレイク ⇒ 買いシグナル
10万を6億にしたRSI手法
FXスクールジャパン代表であり、ZAiのコラムニストとして活躍する人気アナリストの陳満咲杜さんは日刊SPA!のインタビュー内で 「そんな使い方はデタラメだ」 と言います。
実はこの手法、 元手10万円からたった 3ヵ月で6億円まで増やした伝説のトレーダーGFF(ぐふふ)さんが実践した手法 でもあるんです。
トレーディングシグナルのためのRSIの使い方
RSIは英語のRelative Strength Indexの略であり、日本語で相対力指数と呼ばれています。RSIとは、過去における価格または為替相場の変動幅に対する上昇幅の割合を折れ線グラフに表したテクニカル指標です。つまり、RSIはモメンタム(値動きの強さ)を測定するオシレーター系指標です。市場が上下する可能性があるかを教えてくれるので、非常に役立つ指標として知られています。
- RSI(相対力指数)が 70%以上のゾーンに入ることは、価格が急激に上昇したという意味であり、買われ過ぎと考えられます。 70%-100%のゾーン (買われ過ぎゾーン)は、相場が下落する可能性が高いことを示すので、売りサインと考えられます。
- RSI(相対力指数)が 30%以下のゾーンに入ることは、価格が急激に下落したという意味であり、売られ過ぎと考えられます。 0%-30%のゾーン (売られ過ぎゾーン)は、相場が上昇する可能性が高いことを示すので、買いサインと考えられます。
中心線(50%ゾーン)のクロスオーバーのシグナル
上記の、買われ過ぎ、売られ過ぎのシグナルに加えて、トレーダーは中心線のクロスオーバーとして知られているものを探すためにRSIを使用します。
上昇中心線のクロスオーバー
RSI線が50%ゾーンの下から70%ゾーンへ向けて上に交差するときに、上昇中心線のクロスオーバーが発生します。これは、上昇トレンドが出始めていることを示します。
下落中心線のクロスオーバー
RSI線が50%ゾーンの上から30%ゾーンへむけて下へ交差するときに、下落中心線のクロスオーバーが発生します。これは、下降トレンドが出始めていることを示します。
RSIの発散シグナル
発散(ダイバージェンス)は、RSIを使用する際にトレーダーがつねに捜す別のシグナルです。RSIと実際の価格動きの発散(分岐)は市場が反転する可能性が高いことを強く示します。
弱気のダイバージェンス
通貨の価格が上がり続け、RSI線が逆方向の下向きに動くときに弱気ダイバージェンスが発生します(赤色で強調表示)。弱気ダイバージェンスが発生した場合、下降トレンドの可能性が高くなります。以下のチャートからも分かるように、弱気ダイバージェンスが見られた後に下降トレンドが発生していることが分かります(黄色の矢印で表示)。
強気のダイバージェンス
通貨の価格が下がり続け、RSI線が逆方向に上昇するときに強気ダイバージェンスが発生します(青色で強調表示)。強気ダイバージェンスが発生した場合、上昇トレンドの可能性が高くなります。以下のチャートからも分かるように、強気ダイバージェンスが見られた後に上昇トレンドが発生していることがわかります(黄色の矢印で表示)。
しかし、ダイバージェンスは必ずしもトレンドを正確に示唆しているとは限らないので、売買シグナルとしてダイバージェンスを使用する際には注意する必要があります。例えば、虚偽のシグナルが、長い期間続く強いトレンドが表示されることもあるからです。予想と反する状況も生じるため、価格動向や価格のモメンタムを分析するためには、MACDやRSIなどのテクニカル指標を組み合わせることで分析の的確さを上昇させることが重要です。
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