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チャートで練習問題

チャートで練習問題
こんにちは!かねさくです。 チャートにラインを引いていた時にふと思ったことがありましたので 共有したいと思います。 ライントレーダーは各々が自分で定めたルールに沿ってラインを引いていると思います。 例えば、髭に合わ.

「青チャート」のページ構成と正しい使い方

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チャート式の中でも,特に「青チャート」と呼ばれるもの.

チャート式のシリーズとページ構成

があります。白チャートが最も平易で,赤チャートが最も難しです。
ここでご説明するのは 青チャート です。

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チャート式の中身。数研出版の HP より。

まずページの一番上に「例題」があります。
その次に,問題を解くにあたっての方針がありますね。
その下に例題の解答があります。

その下には,例題と密接に関係した「練習問題」があります。

オンラインの授業では,上記のページ構成が非常に便利なんです。
例題の解説を講師がして,次に練習問題を生徒自身に解いてもらうということができるので

  • どの問題を解説すればいいか悩ましい
  • どの問題を生徒に解いて貰えばいいか悩ましい
  • 「例題の解説を参考にしながら練習問題を解く」という訓練ができない

青チャートの正しい使い方の例

最初のまとめページは,あくまで「確認用」

チャート式はいきなり問題から始まるわけではありません。
最初に,その項目の重要公式等がまとめられたページ(2, 3 ページ程度)があります。

ただ,未習内容をここで学習するのは NG です。
なぜなら,まとめページの内容はあくまで「重要事項だけをピックアップしてまとめたもの」だからです。

まずは「例題」をじっくり読み,書き写す

次は,各ページの「例題」を学びます。

そこで,例題はあくまで「見て学ぶもの」という位置付けにしてしまって OK です。

なお,青チャートの例題には「基本例題」「重要例題」「演習例題」の 3 種類があります。
重要例題と演習例題は,実際に入試で出そうな問題(か,それより難易度が少し低いもの)なので,基本例題より難しいです。
初めて青チャートを進めるとき,もし重要例題・演習例題を解くのがキツかったら,いったんスルーして問題ありません。
まずは何より,基本例題とその下の練習問題を完全に理解するのが先ですね。
その辺りが完璧(=何も見ずに余裕で解ける状態)になったら,重要例題や演習例題にもアタックしてみましょう!

練習問題にチャレンジ!

例題の解答解説を写し,内容を理解できたら,次はいよいよページ下の練習問題に挑戦します。

ここで重要なのが,このステップでは解答解説冊子を読まないということ。
いまは例題で学んだ解法を活用することが目的なので,ここでも解説を写してしまっては無意味だからです。

自力で解けない場合も,10 – 15 分は悩むようにしてください。
模擬試験や実際の入試では,すぐに解法が思いつかないなんてことは多々あります。
そういうときに,じっと粘って解法を探す力は非常に重要です。
ましてやいまは例題と(ほとんど)同じ解法で解けるわけですから,しばらく自力で考えるようにしましょう。

以上が練習問題の取り組み方ですが,ここで注意点があります。
それは,「自力で解けた箇所と解説を読んだ箇所を明確に区別する」ということです。

解説を写した箇所も黒色で書いてしまっては,自分が理解している領域と理解していない領域が曖昧となってしまいます。
そうやって自分の理解度を誤魔化していると,自分がどこを学習(復習)すべきかわからなくなってしまうのです。
解説を写した箇所は,全て別の色(普通に赤色で OK )で書くようにしてください。

EXERCISES に挑戦

青チャートの節末には「EXERCISES」(エクササイズ)という名前のページがあります。
その節の内容のまとめ問題で,練習問題よりも難易度は高くなっています。
実際の大学入試から採用した問題も多いですからね。
さらに,どの例題の解法を活用すればよいのか一目ではわかりません。

その節の練習問題を 8 割程度ノーヒントで解けるようになったら,まとめた時間をとって EXERCISES に挑戦しましょう。
「分野を限定した模擬試験」という感覚です。
どの解法を使えばいいのかわからない問題に独力で取り組むということに価値があるので,これまでの例題などは見ないで解くのが大切。
その節で学んだことを全部ぶつけて,頑張って解きましょう。

総合演習や実践問題は,入試対策に。

ただ,難関大学を目指すとなるともう少し難易度の高い,重めな問題にチャレンジすべきです。
そこで役立つのが「総合演習」。

これまでの問題よりさらに難しい,国公立大学レベルの問題がズラリと並んでいます。
入試が近づいてきて,本番レベルでの演習をしたい場合はここの問題を解きましょう。
だいぶ難しいので,難関大志望者以外は無理して着手する必要はありません。

また,最近のチャート式には,巻末に「実践問題」というものが存在します。
これは 2021 年より始まる「共通テスト」を模した問題を揃えた付録で,ここの問題を解くことで共通テストの問題形式・雰囲気を知ることができます。
受験学年になり,共通テスト自体の対策をすべきと判断したら,ぜひ取り組んでみてください。

  1. 「例題」→「練習問題」が基本構成
  2. 節末に EXERCISES がある
  3. 巻末には総合演習と実践問題がある
  1. まずは例題を(よく考えながら)写し,典型問題の解法を学ぶ。
  2. 例題を参考にしつつ練習問題を解く
  3. 自力で解けたら OK,解けなかったら解答を(よく考えながら)写す。
  4. その節の内容が万全になったら EXERCISES を解く。
  5. 総合演習,実践問題は入試対策に使う
  1. まずは例題を(よく考えながら)
    写し,典型問題の解法を学ぶ。
  2. 例題を参考にしつつ練習問題を解く
  3. 自力で解けたら OK,解けなかったら
    解答を(よく考えながら)写す。
  4. チャートで練習問題
  5. その節の内容が万全になったら
    EXERCISES を解く。
  6. 総合演習,実践問題は入試対策に使う

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