50,000円(損失許容額)÷10,000ドル(取引量)÷0.01円(1pipあたり単位)=500pips
⇒買値から500pipsの下落まで許容
ピップス (pips) とは
「ピップス」(ピップス (pips) とは Pips) とは、外国為替市場における通貨ペアの動きを比較するときに使う最小単位のことです。為替が変動するときの最小の単位となります。ピップスは最低取引単位ではないので気をつけましょう。
小数第5位まである通貨ペア
米ドルを含むほとんどの通貨ペアは小数第4位まで表示されます。しかし、トレーダーに対し正確な測定値を提供するために、MT4のようなプラットフォームでは小数第5位まで表示されることもあります。
1ピップは、米ドルを含む通貨ペアには0.000 1 ドルであり、一般的にはベーシス・ポイントまたは100分の1%と呼ばれています。この標準化されたサイズは、巨額の損失から投資家を保護するのに役立ちます。例えば、1ピップが10ベーシスポイントだとすると、1ピップの変化で通貨価値において極端なボラティリティを起こす原因になります。
小数第3位まである通貨ペア
ピップスに為替レートの変更を計算
では、実際にEUR/USDの通貨ペアの価格が上下するときのピップ数の変化を計算してみましょう。下の例では、始値は1.32702、終値は1.32803です。これは、EUR/USDの価格は+10.1ピップス上昇したので、米ドルがユーロに対して弱くなったということを意味します。
EUR/USD
次のUSD/JPYの例では、始値は103.302、終値は103.251です。これは、USD/JPYの価格は-5.1 pipsピップス下落したので、円が米ドルに対して強くなったということを意味します。
ピップス (pips) とは
読み方はピップス。 為替レート が変動する際の最小単位のこと。円の場合は1銭=1 pips 。例えば、100円で ロング したドルを104円で 利確 した場合、400 pips の 利益確定 となる。
pips とは、 為替レート が動くときの最小単位のことで、読み方はピップス、あるいは、ピプスとも呼ばれています。 pips はもともとpipの複数形で、「サイコロの目」「トランプの目」「小さな種子」という意味があります。
pips の分かりやすい例として、米ドル/円の 為替レート は、
99.99、100.00、100.01、100.02…
といったように、0.01ずつ動いていきますが、この1 刻み ピップス (pips) とは のことを1pipと言います。例えば、「2 pips 上がった」という時は、 為替レート が100.00⇒100.02上がったことを指しています。「+2 pips 」という場合は、2 pips 分の利益が出たことを表しています。
また、 スプレッド が3 pips となっている場合は、買うときと売る時とでは、値段に3 pips 分の開きがある、ということを表しています。要するに、
(買値) 100.03円 (売値) 100.00円
となっている場合には、 スプレッド は3 pips となります。
なお、 pips が指す最小単位は取引する 通貨 ペアによって異なります。例えば、代表的な 通貨 ペアの1pipあたりの 刻み 値を見てみましょう。
対円:1pip=1銭
対ドル: 1pip=0.0001ドル
対ポンド: ピップス (pips) とは 1pip=0.0001ポンド
対 豪ドル : 1pip=0.0001 豪ドル
対 NZドル : 1pip=0.0001 NZドル
対 スイスフラン : 1pip=0.0001 スイスフラン
なぜ「 pips 」を使うか
取引の成果を客観的に把握するためです。取引の成果を利益や損失の金額で測ろうとしても、取引量が違えば損益は変わります。例えば、10万ドルで取引して50 pips 幅の利益を得たら5万円の利益ですが、1万ドルで取引して500 pips 幅の利益を得ても利益は5万円です。「先月と比べて今月の成果はどうだったか?」という時、取引量の影響を排除するには pips で比べると分かりやすいのです。また、 pips は「自分のトレードを自慢したいけど、金額は知られたくない」時にも使えます。
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